落ちる水が与えられたとせよ──9.11追悼施設はいま

WTC跡地の2つの滝が完成し、放水テストが行われた模様。
(下の動画は「埋め込み不可」なのでYouTube上で閲覧されたし。冒頭CMが30秒表示されますが不然悪)


設計者マイケル・アラドのインタビュー。

CG完成図を見ると、滝の縁石には犠牲者の名前が刻印されているのがわかる。計画当初は賛否両論だったマヤ・リンによるベトナム戦没者慰霊碑(1980)から30余年、1970年代のミニマル・アートの思想や手法は現代アメリカのメモリアル・デザインの様式に派生し定着したといえる。

WTC跡地一帯は今年2011年9月12日から一般公開され、プラザなどの施設が順次オープンしていくらしい。
滝の慰霊碑や9.11メモリアル・ミュージアムの展示についてもっと知りたいし、もっと話がしたい。それはいつかつくられるべき東日本大震災の追悼施設に何が望まれるかを考えることにつながるからだ。

参考リンク
9.11メモリアル(公式サイト)
WTCのいま(ライブカメラ)