いつか人は紙の本の取り扱い方を忘れてしまうだろう


リーダーズレッドリスト
── ページをめくる生き物たち

NOW READING / STILL READING

【会期】7月7日(土)─7月13日(金)
【会場】SPIN GALLERY 東京都千代田区神田神保町1-20 小川ビル2F http://spins.exblog.jp/
交通=東京メトロまたは都営地下鉄神保町駅A5出口より徒歩3分。1階に「古書たなごころ」の入っている2階建て木造建築の階段上る [入場無料]
【開廊時間】連日17:30─20:30、8日(日)のみ12:00─20:00(イベントあり)
【展覧会概要】15世紀にグーテンベルクによって活版印刷技術が発明されてから約550年。2010年は「電子書籍元年」と言われ、今年は新たな電子書籍リーダーの出現によって「読書革命」がうたわれるなか、紙の本は徐々にその姿を消しつつある。こうした状況の中で、紙の本を手に持ち読書をする人=「リーダーズ(readers)」は絶滅の危機にある生き物であるといえる。この展覧会では、そうした《ページをめくる生き物たち》をレッドリストとし、それらの行動生態を《消えゆく読書風景》として収集・展示する。首都大学東京大学院システムデザイン研究科インダストリアルアート学域の大学院生による研究展示。


【会期中のイベント】
トークショー「読書と写真のレッドな関係」
出演:阿部隆大(写真家)伴田良輔(作家/SPIN GALLERYディレクター)+楠見清(司会/首都大学東京

7月8日(日)15:00─17:00 [入場無料]
阿部隆大 作品 2011

書物に先行してディジタル化を果たしたメディアツールに写真機がある。日常を記述し、プリントされ、目と意識で読まれる写真の変容について、書物と写真の行方、読むことと見ることの愉しみを語り合います。
トークショー終了後、オープニングレセプションを開催します(18:00-20:00)。飲み物と本を使った手品ショーなどさまざまな企画でみなさまのご来場をお待ちしています。
◎ その他連日日替わりで企画あり。詳細は随時告知していきます。

【企画】首都大学東京大学院 楠見清研究室 http://industrial-art.sd.tmu.ac.jp/kusumi/