メディアはどんな味であるか?──おはし片手にメディア論。展


大学の演習授業で5年間Marshall McLuhan/Quentin Fiore, “The Mediun is the Massage”の原書輪読を行なってきた。学生たちにはマクルーハンのメディア論をインプットした上で、独自のテーマで1冊の本を共同で企画・編集しなさいという課題を与えてきた。つくる本のサイズは、ペーパーバック判、128ページ、1色印刷。つまりマクルーハンの原書とまったく同じフォーマットでアウトプットするという仕掛けだ。
その第五巻目の最新刊の刊行披露を兼ねて、プレゼミナールの3年生による企画展時と個人作品の発表展を開催する。

展覧会
おはし片手にメディア論。展
首都大学東京楠見清研究室 エディトリアル・スタディーズ展【2015年度プレゼミナール】

◎メディア論者マーシャル・マクルーハンによる『The Medium is the Massage メディアはマッサージである』を輪読した3年生が、メディアと食の関係に着目。

◎「いまの情報社会は食事と似ているところが多いみたい」

◎野菜の産地を気にする主婦、ウェブサイトで飲み会の予約を取る幹事の先輩、パンケーキを食べる前に写真をインスタグラムに載せる女子高生、メイド喫茶のウェイトレスさんがオムライスに書いた文字……。わたしたちは何を食べて生きているのだろうか? 食が情報を得るためのメディアなのではないかと考え、さまざまな切り口で食とメディアの関係について挑んだ作品を展示する。

[会期]2016年3月10日(木)12:00-18:00/11日(金)12:00-18:00 /12日(土)12:00-16:00 入場無料
[会場]IID世田谷ものつくり学校 1階101ギャラリー
東京都世田谷区池尻 2-4-5 電話:03-5481-9011 東急田園都市線三軒茶屋駅下車徒歩10分・池尻大橋駅下車徒歩10分

◎作品展示内容
・「メディア食堂。」プレゼミナール3年生による企画展示
・プレゼミナール3年生による個人作品展示
・「エディティング演習B」研究成果:マーシャル・マクルーハン研究「Timeline」刊行披露

公開講座イベント
[日時]2016年3月10日(木)18:00-19:30 入場無料
トークイベント「『メディアはマッサージである』を味わおう」
ゲスト=門林岳史[関西大学准教授]

マーシャル・マクルーハンの『メディアはマッサージである──影響の目録』の訳者、『ホワッチャドゥーイン、マーシャル・マクルーハン』の著者である門林先生をお招きして首都大3年生が公開ディスカッションを行ないます。

マクルーハンを知らない人もマクルーハンのことが好きになる!
マクルーハンが好きな人はもっと好きになる美味しいイベント!!

トークイベントは展示会場で行ないます。当日展示をご覧になる方は早めにご来場ください。
*お席に限りがありますので開始時間前のご来場をおすすめします。

主催=首都大学東京システムデザイン学部インダストリアルアートコース/楠見清研究室