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「エレクトロニコス・ファンタスティコスII」トークショーにゲスト出演

Open Reel Ensambleのオープンリール奏者にしてメディアアーティストの和田永さんの「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」滞在制作篇2の最終日のトークショーにゲスト出演します。和田さんのつくる廃物利用の家電楽器たちを紹介してもらいながら、そ…

講座「レコードの美術館」

Photo Nina (CC)Some Rights Reserved 2015年6月、首都大学東京が開講する学外の一般の方向けの教養講座として、「レコードの美術館(全2回)」を担当します。アートとデザインの観点から、実際にヴァイナルを持ち込んでターンテテーブルに載せながら講義し…

中ザワヒデキ×中村ケンゴ対談にゲスト出演

『現代美術史日本篇1945-2014』の著者・中ザワヒデキさんと『20世紀末・日本の美術―それぞれの作家の視点から』の編著者・中村ケンゴさんの異色トークショーに特別ゲストとして出演します。中ザワヒデキと中村ケンゴ──「中&中カタカナ名コンビ」という意外…

トークショー「21世紀は来たのか?」開催

共著新刊の刊行記念イベントが開催されます。編者の中村ケンゴさんの個展会場で、共著者全員が一堂に会する稀な機会です。ぜひご来場ください。中村ケンゴ編著『20世紀末・日本の美術―それぞれの作家の視点から』刊行記念イベント 「21世紀は来たのか?」 【…

音楽の機械を「再生」する

音楽家/メディアアーティストの和田永さんの新しいプロジェクト会場でトークをします。和田永さんの作品は昨年サンパウロで開催されたFILE 2014レポートや、『朝日新聞』の連載コラム:レコードと美術でも書きましたが、今回は中古家電やさまざまな素材を集…

すべてのものは連環する

アーツ千代田3331で開催中の「3.11映画祭」に、「引き倒し」&「引き興し」のアーティスト加藤翼のアメリカ遠征プロジェクトを追ったドキュメンタリー映画「ミタケオヤシン」(江藤孝治監督、2014年)が出展されます。その上映会終了後のトークショーで加藤…

第18回メディア芸術祭シンポジウムに出演します

社会学者の毛利嘉孝さんがモデレーターを務めるシンポジウムで、昨年夏にサンパウロで開催されたFILE 2014へ日本からの企画展の出展報告とメディア芸術の現況についてトークに参加します。 芸術とエンターテイメントの中間領域について話すべきことはたくさ…

美術館の閉館は誰の問題なのか?

美学校に招かれてお話しすることになりました。 企画者の青木彬さんは首都大学東京インダストリアルアートコースの卒業生でアートと社会の関係性の研究を活かして劇場に勤務しながらシアターやギャラリーの枠を越えた自由な表現を支援するプロデューサーとし…

もうひとつの別の禅の話をしよう

来る10月5日、世田谷美術館の佐々木宏子さんの個展会場で、フリーランス編集者の赤田祐一さんとトークショーをします。赤田さんは先月(2014年8月)末に発売された雑誌『Spectator』第31号「禅」特集を担当されたばかり。前・後編にわたる『ホール・アース・…

「メディア芸術」日本代表、ブラジル遠征――FILE SP 2014リポート

ブラジル、サンパウロで毎年開催される国際メディアアート・フェスティバル「FILE」に、文化庁海外メディア芸術祭等参加事業の一環として日本人アーティストを派遣出展することになり、その企画展のディレクションを担当しました。日本の企画展示「Where Hea…

22年後の未来は今──第17回文化庁メディア芸術祭シンポジウムのモデレーターを務めます

文化庁メディア芸術祭のシンポジウムのモデレーターを務めることになりました。メディア芸術祭事務局からのお声掛けは今回初めてなので、いくぶん門外漢かもしれませんが、以前から出版編集を通じてアート・シーンとその周辺領域の交流と融合をはかってきた…

アンビエントでアノニマスな無形の美への招待

ブライアン・イーノは、自身のアルバム『ネロリ』について「メロディとテクスチャーの境目に存在するような音楽を作りたいと思った。それほどあからさまなものではなくしかし注意を引くには十分な程度の、とらえどころのない論理を持つ音楽を」「音楽のエッ…

200冊の本の展示のなかでギャラリートークをします

現代美術家の佐々木宏子さんが主宰するOKUSAWA CONTEMPORARY ART AND DOCUMENTSで本をテーマにした企画展が今日から始まりました。会期中行なわれるギャラリートークの司会を務めます。グラフィックデザイナーの永井一正さん、紙の造形作家の花牟禮亜聖さん…

小池俊起写真展「escape from the past」展

「写真」の圏外 日差しの傾きかけた午後、小池俊起は多摩丘陵の道端にスクーターを停め、機材をもって林の中に入る。林道では人に会うこともなく、山とも丘とも呼べない起伏の途中で、遠望する町並や草木にうつる光と陰をフィルムに記録する。日が暮れる前に…

シンポジウム『20世紀末・日本の美術ーそれぞれの作家の視点から』にゲスト出演します

現代美術家の中村ケンゴさん企画の面白そうなシンポジウムに登壇することになりました。90年代(とくに前半=インターネット環境以前)のことって確かに今振り返ろうとしても情報がものすごく少ない。 僕自身の出版編集文化史的な関心でいうと、1990年代前半…

平井友紀+阿部隆大「物体としての/物質としての/写真」展

密会なき密約──画家と写真家の交信記録 これはいわゆる二人展ではない。なぜならどの作品がどちらの作家のものか判然としていないから。 かといって、これはコラボレーション展というわけでもなさそうだ。ふたりは9月になって作品制作を始めてから展覧会初…

 落ちる水が与えられたとせよ──9.11追悼施設はいま

WTC跡地の2つの滝が完成し、放水テストが行われた模様。 (下の動画は「埋め込み不可」なのでYouTube上で閲覧されたし。冒頭CMが30秒表示されますが不然悪) 設計者マイケル・アラドのインタビュー。 CG完成図を見ると、滝の縁石には犠牲者の名前が刻印され…

ヨコハマトリエンナーレの略称について、あるいは横浜イメージ試論

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この期に及んでとやかく言っても仕方のないことはわかっているが、それでもやっぱりヨコハマトリエンナーレの略称「ヨコトリ」が馴染めない。字面が何か「ヨコドリ(横取り)」するみたいだし、略すならどう考えても「ハマトリ」が正しいはずではないか。横…

アトミックサイト展に見るアノヨとコノヨ

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イルコモンズ監修「アトミックサイト」展(公式ブログ)は混沌としている。だが、この混沌は私たちの生きるいま・ここを可視化したもの。私たちは今夏こんな日常世界を生き抜いているという見えなかった現実の体感装置。 アトミックサイト展によって2011年の…

オノ・ヨーコへのインタビュー

美術手帖2011年9月号・特集「オノヨーコ」に寄稿しました。7月21日に行った電話インタビュー構成「interview 2 From New York “空の無限は、私たちの無限。私たちはみな、無限の力を持っている”」(pp.66-71)と、コラム記事2編「KEYWORD 03 魂の片割れ──ジ…

生きとし生けるものの生(LIFE)と芸術(ART)

先月行われた「生きてる実感Vol.3〜信じる力〜」第二部・芹沢高志さんとのトークショー「生きとし生けるものの生(LIFE)と芸術(ART)」の冒頭で、プログラムにはない演目としてふたりでフルクサスのイヴェントを再演した。素人パフォーマーなのであくまで…

芹沢高志さんとのトーク

今日の夜、芹沢高志さんとトークをします。3月の生きてる実感Vol.3緊急チャリティートークに引き続き、いよいよアーティストたちによるライヴ・パフォーマンスが見られます。トークはライブ終了後、30分の休憩をはさんで20:30くらいから始まる予定。せっかく…

海野貴彦とのトークイベント

東日本大震災復興支援「Arts Action 3331」参加企画 一枚の絵の力参加作家=淺井真至、淺井裕介、穴村崇、有賀慎吾、安藤喜一郎、臼井良平、榎本耕一、遠藤一郎、大小島真木、海野貴彦、勝正光、加藤笑平、上村洋一、加茂昂、幸田千依、齋藤祐平、杉原信幸、…

反原発カルチュラル・スタディーズ

放射能標識(トレフォイル)について。まず、3つの葉はアルファ線、ベータ線、ガンマ線を意味しているのだそうだ。国際標識として色彩は黄地に黒マークと規定されている。 Sting and The Radioactive, Nuclear Waste (1995) ポリス結成以前、無名時代のステ…

7つの太陽がぼくらを照らす日──「生きてる実感Vol.3」によせて

生きてる実感、なんてちょっといきなりすぎじゃない。オマエにはそれがあるかってわけでしょ? ああ。オレもそう思ったけど、あらためて訊かれてみると答えに窮する分だけ核心突かれた気がする。 えー、そうかな。質問は唐突だけど答えは決まってるじゃない…

3.11以後のアート

生きてる実感Vol.3緊急企画チャリティートークイベント「3.11以後のいま確かなことは今回我々がやろうとしていることはタイトルひとつにまとまらないほど深刻で複雑で3.11 以前のように気の利いたつぶやきで140字以内にまとめることすら難しくもっと端的に言…

フォトグラファーからコレオグラファーへ──梅田宏明について

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2月にYCAM(山口情報芸術センター)に行って観てきた梅田宏明の新作ダンス公演「Holistic Strata」についてコラム(「ラップトップ世代のダンサー登場!梅田宏明はメディア=スクリーンである」)を書いた。(『クロスビート』2011年5月号、154ページ、「連…

「未来へ」向かわなければ、未来は無し

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遠藤一郎のパフォーマンスについて書いた『クロスビート』2011年4月号が発売されているのでぜひ読んでほしい(p.170連載アートワーカホリックアノニマス「ぼくらをのせてどこへ行く 進め!遠藤一郎の冒険」)。CROSSBEAT (クロスビート) 2011年 04月号 [雑誌…

電車展

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先週末、高田冬彦+平川恒太企画のゲリラ展示が行われた。午前11時から午後4時まで、山手線外回りの二両目を作品が占拠するという静かな暴挙。 郵送されてきたチラシ 山手線到着。二両目の到着位置前で待って、いざ乗車 平川恒太《太陽の王(王冠)》、高田…

千羽鶴とモスキート──広島のシンボルと若者排他装置

少し前の話になりますが、Chim↑Pomの「ピカッ」騒動の顛末とさまざまな意見からなるテキストを収録した本が3月末に出版されました。ぼくも拙稿「ピカとドン―閃光と爆音 あの雲について、蔡國強との対話から」を寄せています。この本です。なぜ広島の空をピカ…