海野貴彦とのトークイベント

東日本大震災復興支援「Arts Action 3331」参加企画
一枚の絵の力

参加作家=淺井真至、淺井裕介、穴村崇、有賀慎吾、安藤喜一郎、臼井良平、榎本耕一、遠藤一郎、大小島真木、海野貴彦、勝正光、加藤笑平、上村洋一、加茂昂、幸田千依、齋藤祐平、杉原信幸、蓮沼昌宏、はまぐちさくらこ、松岡友、松下徹、水谷一、みなみりょうへい、吉原航平、吉永ジェンダー、YDM
2011年6月03日(金)─6月13日(月)12:00-19:00[火曜休]
入場無料(募金BOXを設置しておりますので、応援お願いします)
会場:3331 Arts Chiyoda/1F メインギャラリー
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14[交通アクセス
主催・問い合わせ=island JAPAN株式会社


上記展覧会場では出品作家とゲストによるトークイベントがシリーズ開催される。海野貴彦とのトークに出演します。
6月11日(土)16:00よりトーク:海野貴彦×楠見清

アーティストの海野貴彦はポール・ヴィリリオの書籍の表紙の絵の作者でもある。


海野貴彦の作品の特色もまた速度であり、強度である。速く、そして強く。現実空間を解体し、増殖・拡散するイメージと、それを生み出すグラフィティ的なドゥローイング。行為としての絵について聞いてみたいと思う。

反原発カルチュラル・スタディーズ

donburaco2011-05-22



放射能標識(トレフォイル)について。まず、3つの葉はアルファ線ベータ線ガンマ線を意味しているのだそうだ。国際標識として色彩は黄地に黒マークと規定されている。



Sting and The Radioactive, Nuclear Waste (1995)
ポリス結成以前、無名時代のスティングによる1970年代の音源をアップデートしたCDで90年代にリリースされた。ジャケは放射能マークの黄色と黒を反転した意匠で、円形缶ケース入りの限定盤(筆者の手元にはない)は奇しくも形状的に昔のテープレコーダーのリールのデザインも思わせたりもする。


放射性標識は1946年カリフォルニア大学バークレー放射線研究所でつくられた。 当初は青地にマゼンタで描かれていたという。


これはクラフトワークの1975年のアルバム「放射能」のカバー・アート。

ラジオの図像が用いられているのはradio-activityの間にハイフンが入っていることから「ラジオの宣伝活動」を指すためで、ナチス時代の国民ラジオDKE38型の写真が用いられている。


放射能」は2010年のリマスター盤発売を機にジャケット・デザインが変更された。ラジオから放射能のイメージに。


ちなみに、これは反原発のアイコンとして有名な「スマイリング・サン」。歴史をたどると奇しくもクラフトワークのアルバムと同じ1975年につくられたものらしい。
クラフトワークの新ジャケのトレフォイル・マークは放射能標識(黄地に黒)ではなく、スマイリング・サンの色調(黄地に赤)を模したものであることに注目してもらいたい。クラフトワークのジャケ更新については「iTunes時代のアイコン表示用に小さなサイズでもすぐにそれとわかるリデザイン」だと以前『クロスビート』のコラムでも記したが、今作に関してはもうひとつ、初期クラフトワークが掲げたテクノロジー礼賛=親原子力的なイメージ(無論、風刺的なアイロニーであったとはいえ、メディアに対して彼らはその姿勢を崩さなかった)をカラーリングによっていつのまにか反原発脱原発のイメージに切り替えていたといえる。さすが、ラルフ・ヒュッター、したたかすぎる。



これはジャケット・アートワークではないが、去る4月に高円寺で行われた「4.10原発やめろデモ!!!!!!!!!」のためにイルコモンズが制作したポスター。
かつてロックが掲げた「反戦・平和」が大きな戦争の終焉=テロとの戦いという日常──それはサブカルチャーにおいては早くから「平坦な戦場」(by 岡崎京子)といった茫漠なイメージとともに暗に予感されていたのだが──において熱やリアリティーを喪失したいま、「反原発脱原発」は(かつての1980年代初頭のブームとは違ったかたちで)2000年代以降のエコロジーやスロー・ライフなどの自然回帰的な動向とともに、20世紀的な「反戦・平和」や「ラヴ&ピース」に代わる21世紀的な大衆文化や消費生活の旗印として機能する可能性がある。

あるいは1990年代初頭に台頭したエイズへの理解や支援を促す運動のための新しいプロパガンダ・アートやデザインを総称した「エイズ・デモグラフィクス」(by ダグラス・クリンプ)にも匹敵する「反原発脱原発モグラフィクス」とでもいうべき動向も形成されうるのではないか。イルコモンズのグラフィックや映像作品にはそのことの自覚と自負が感じられる。


エイズ・デモグラフィクス」の代表格であるアクト・アップによる「沈黙=死」プロジェクトのポスター(1986)


原発問題をテーマとしたロックとそのグラフィックについては『クロスビート』2011年7月号(p.154、連載「アートワーカホリックアノニマス」)に書いているのでぜひ読んでもらいたい。記事にも使用した図版の一部に新たなコメントを加えて以上記してみた。


Viza, Made in Chernobyl (2010)
最後に紙幅の都合で雑誌には記さなかったが、昨年リリースされていたこのCDが僕は気になっていた。その名も「メイド・イン・チェルノブイリ」。今年2011年はチェルノブイリ原発事故から25周年。システム・オブ・ア・ダウンサージ・タンキアンとのコラボ曲も収録。システム・オブ・ア・ダウンのデビュー・アルバムがジョン・ハートフィールドの引用だったことは前にも触れた。100年前のプロパガンダと現代のデモ・グラフィクスを文化史的に接続することでその先延長線上に浮かび上がってくるものを考えたい。

アナログ盤だからできること

前から気になっていたのだが、「スリーヴ・フェイス」という新しい表現行為、創作活動のすすめ。


なぜだろう、音楽への思い入れと身のまわりの人びとに対する愛おしさが見事に合致しているのは。隠された顔が観る者の想像力をかき立てるからか。


TVコマーシャルにも起用された。


バナー動画広告にも。


本も出ている。
公式ホームページもある。

キムラカメラとハートフィールド


カット・コピーの『ゾノ・スコープ』のジャケについて『クロスビート』2011年6月号に書いています(p.154、連載「アートワーカホリックアノニマス」)。今月号の連載コラムページの折の刷色(1C特色)がいつになく明るすぎるオレンジ色で見づらいので、画像をカラーでここに。あわせて記事と重複しないコメントを記しておく。


木村恒久のフォトコラージュ作品《都市はさわやかな朝を迎える》(1978)
今回作品使用にあたって日本側の窓口としてご助力された方のブログも偶然見つけました。なるほど興味深い。BIG LOVEブログ 



ミッドナイト・オイル「レッド・セイルズ・イン・ザ・サンセット」(1984)も木村恒久の作品だった。



ジョン・ハートフィールドのフォトモンタージュ作品《ジュネーヴの意味》(1932年『AIZ』誌の表紙のために制作され1960年に「ネヴァー・アゲイン!」のタイトルでリメイクもされた)



ディスチャージ「ネヴァー・アゲイン」(1984)。70年代末のパンクのシチュアシオン的なグラフィックが80年代に入ってからのアヴァンギャルド・リヴァイヴァルによって、ハートフィールドの再発掘までたどり着いた感じがする。



ザ・ザ「マインド・ボム」(1989)の裏ジャケ。個人的にもこの盤はよく聴いた。リーダーのマット・ジョンソンの真正面向きのポートレートを起用したオモテ側の印象が強すぎることもあり、このグラフィックワークは一般的には存在理由をほとんど有していない気がする。もしかしたら当初この裏ジャケのグラフィックがオモテ用に制作され、ボツにできずに裏面に回されたのではないかと勝手に憶測してみたくもなるが事実は不明。



ジョン・ハートフィールドのフォトモンタージュ作品《その手は五本の指をもつ》(1928)

当時のポスター掲示風景写真を見ると、現代の広告ポスター掲示と同様のイメージ反復によるインパクト効果を狙ってデザインされていたことがわかる。ウォーホルの壁紙作品のルーツもこのあたりにあるといえそう。



システム・オブ・ア・ダウンのデビュー・アルバム「システム・オブ・ア・ダウン」(1998)。ハートフィールド作品を切り抜き使用。リード・ヴォーカルのサージ・タンキアンの趣味と思われる。


フォトモンタージュ」というアヴァンギャルドの表現技法/視覚的なプロパガンダの手法が80年を経たいま、社会批評的なロックやポップ・ミュージックの表象として変奏を繰り返している。
映画史において映画そのものの発明以上にモンタージュなどの編集方法の発明が重要であるのと同様に、写真術そのものの発明以上にフォトモンタージュが何やら大きな役割をもたらせているであろうことに注目。

災害とデザイン、そしてフラー


『リアルデザイン』2011年6月号BOOK欄(p.24)に「災害に対してデザインができること──そして、デザイナーと社会との新しい関係性のデザインへ」を寄稿しました。
『世界を変えるデザイン』(英治出版)はアメリカでの展覧会が日本にも巡回して話題になった本だが、もう一冊の『震災のためにデザインは何が可能か』(NTT出版)は一昨年刊行されていた隠れた良書。避難所での生活の諸問題をデザイン・プロダクトとデザイン的思考で解決するというアプローチがすぐれている。デザインはかくあるべし。

掲載誌では残念なことにDTPの流し込みミスがあって、下段コラム右の本の紹介が別の本の紹介になってしまっている。正しいテキストを以下公開しておこう。


宇宙船地球号操縦マニュアル』
R・バックミンスター・フラー
芹沢高志訳

原発事故の深刻な問題は今後エコロジーからエネルギー問題へと波紋を拡げるだろう。危機的状況のいまだからこそ1963年に書かれたこの名著を。全地球的視点で資源活用のシステムをデザインするという南北問題の解決策は『世界を変えるデザイン』の発想の原点といえる。(ちくま学芸文庫、945円)

危機的状況下に求められるデザインを考えたとき、やはりフラーにたどり着くというのは僕にとってあらためて重要な結論。震災と津波の被災地、原発周辺の警戒区域、避難所と仮設住宅を、非被災地が経済的に、エネルギー的にいかに効率よくバックアップしていくかという問題は、フラーの提唱にそのまま重ねあわせられる。いわば私たちは損傷を受けた「日本号」の乗組員として傾いた船をいかに立て直して操縦していくかという問題に直面している。


Real Design (リアル・デザイン) 2011年 06月号 [雑誌]

Real Design (リアル・デザイン) 2011年 06月号 [雑誌]

7つの太陽がぼくらを照らす日──「生きてる実感Vol.3」によせて


生きてる実感、なんてちょっといきなりすぎじゃない。オマエにはそれがあるかってわけでしょ?
ああ。オレもそう思ったけど、あらためて訊かれてみると答えに窮する分だけ核心突かれた気がする。
えー、そうかな。質問は唐突だけど答えは決まってるじゃない。わたしは生きてる実感あるけどな。いつも、おいしいもの食べたり、きれいな絵を見たり、音楽で泣いたり、友だちと笑ったり、あなたと会ったり……
キモチイイことしたり、キモチイイものくったり……
バカ。気持ちいいだけじゃないよ。気持ち悪くなるときも生きてる実感ってあると思うな。もう死にたいとか、まだ死にたくないとか。そういう逃げ場がないときこそ生きてる証しだと思うのよ。
まるで昔は目の前真っ暗だったみたいな言い方だね。
ええ、そうよ。真っ暗闇の中で見つけた唯一の光があなただったのよ。


 彼女が妙に反応している「生きてる実感」という言葉は、アーティストの海野貴彦と遠藤一郎によるパフォーマンス・イベントのタイトルだ。第1回は2009年の10月に埼玉県・戸田公園の巨大倉庫で(副題「旅の終点に/旅は終わらない」)、第2回は2010年3月に大分県別府タワーで(副題「命(たま)持ってんだろ」)行われたという。それはタイトル通り、個性溢れる2人のアーティストの出会いと魂の激突だったが、3年目の今回はメンバーが総勢7人に増え、なにやらジャンルを越えた若手作家のうねりになろうとしている。


誰もが同じように生まれてきたはずなのに、生きるのが上手いやつと下手なやつがいるんだ。死にたいとか死にたくないとかいうのはどっちかといえば下手なほうだろ。
下手でもいいじゃない。ただの世渡り上手よりは一所懸命生きてるほうが実感あるし、そのほうが案外何かが見つかるんじゃないかという気もするわ。
目にフタをして見ないことにしてるほうが生きやすいという現実もあるよ。
現実と真実は違うわ。現実だけを見てる人には、真実は見えないものよ。
それはあまり現実的じゃない話だね。
非現実だって超現実だっていいのよ。夢を現実に、見えないものを見えるようにリアライズするのがアーティストの仕事じゃないの。


 ぼくらは自分がいつ生まれたのかは知っているけれど、自分が何のために生まれてきたのかを答えられる人は少ない。もしかしたらそれを知りたがっている人が少ないといったほうが正確かもしれない。でも、どちらにしても何か大切なことを知らないまま、ぼくらはみんな生きている。いや、ここは生かされているというべきか。
 だとしたら、自分の生を取り戻すためには、まずは何かを否定するのをやめることだ。何かを否定するたびに人は世界の一部を失っていく。世界はもうぼろぼろの破れ傘のように穴だらけだ。修復するには、この世のすべてを肯定するしかない。
 気持ちいいものも、気持ち悪いものも。
 美しいものも、美しくないものも。
 現実も、虚構も。創造も、破壊も。 
 コノヨノモノも、アノヨノモノも。
 あらゆるものに対して分け隔てなくYesと言えたら──ぼくの予感はきみの実感に変わるだろうか。


破れ傘の穴はYesの御札で本当にふさがるのかしら?
いや。穴はふさがらない。すべてを肯定する太陽が昇るんだよ。そう、眩しすぎて何も見えない。でも、すべてが感じられる。ただ、その実感は言葉ではとても言い表せない。
あ、それならわかるわ。そういうときみんな、オギャーッって言うのよ。


(2011年1月31日筆、「生きてる実感Vol.3」フライヤー掲載のテキスト)

3.11以後のアート

生きてる実感Vol.3緊急企画チャリティートークイベント「3.11以後のいま確かなことは今回我々がやろうとしていることはタイトルひとつにまとまらないほど深刻で複雑で3.11 以前のように気の利いたつぶやきで140字以内にまとめることすら難しくもっと端的に言うならツイッターでは済まないからこそみんなで集まり対話を通じてこれからのアートとアーティストのありかたについて考えそこから見えてきたものを出演者と観客それぞれが持ち帰って明日からの生き方に反映させることで少しでも世の中を良くしていきたいという思いだ」(以上が今回我々が話し合って考えたトークイベントのタイトルである)。3.11以後のいま私たちは3.11以前に用意していたものごとや考え方がもう役に立たないことに気づいて愕然とさせられている。悔しいことに3.11以前に我々がライヴ・パフォーマンスを通じて現前化することで確かめようとしていた「生きてる実感」は3.11以後のいま人びとが生きるために必要とするものには〈何か〉足りない。多くの人命を奪った地震津波は家や車や生活や思い出のすべてだけではなく私たちの心の中にあったさまざまなものを破壊しそこにあった〈何か〉大切なものをも一気に流し去ってしまったのではないか。被災地で物資不足が叫ばれるのと同様にいま誰もが心の中で得体が知れず言葉にもならない悲鳴をあげている。芸術という精神的な活動領域の比重が大きいアーティストやアートファンであればそのダメージはなおさら大きい。さらに原発事故による放射能汚染が自然界や人体や人間の内面にまで暗い影を拡げるいま3.11以後の世界を生きる私たちはもはや「生きてる実感」どころか「生きた心地」すら奪われているのではないか。被災地にフィジカル(物質的)な救援物資が届けられるようにメンタル(精神的)な被災に対しても〈何か〉が送り届けられる必要がある。3.11以後のアートは3.11以前のアートとは違う〈何か〉に生まれ変わらなければならない。その〈何か〉が一体〈何なのか〉をみんなに見せることが3.11以後のアーティストの仕事となる。語れアーティスト。集えこの文章を読んでくれたあなた。届け強く、生きてる実感。[生きてる実感Vol.3緊急企画チャリティートークイベント司会・楠見清]


今回の催しは海野貴彦と遠藤一郎によってこれまで行われてきたライヴ・パフォーマンス・イヴェントのシリーズ第3弾「生きてる実感Vol.3──全てを突き抜けろ」として企画され、総勢7名の表現者たちによって行われる予定だった。もともと僕は昨年末に海野貴彦からこのイヴェントのフライヤーへの寄稿を依頼され、刷り上がったフライヤーには別の文章(「7つの太陽がぼくらを照らす日」)が掲載されていたのだが、3.11の東北関東大震災を経てその文章が日ごとしぼんでいくことに気づかされ、言葉にならない(しいていうなら沈鬱な)思いをじっと抱えていた。
何事もない平坦な日常の中で発せられた「オマエには生きている実感はあるか」という問いは、多くの犠牲者と被災者を出しいまだ放射能の不安で明日の見えない非日常的な状況下ではなんと空しい響きでしかないことか。そんなこともあって今回まずは主催者たちによる開催か延期か自粛かといった討議から急きょトークイヴェントとして再編開催されることとなった「生きてる実感Vol.3」に新たに寄せた文章が上のものである。僕個人は3.11以後必要とされる新しい価値観やそれによって構築される新しい社会像、さらにそこでの芸術のはたらきについていままさに考え始めたところなので、まだ整理しきれていない部分も多いが、続きは会場で、若きアーティストたちとの対話を通じて会場のみなさんといっしょに考えてみたい。


生きてる実感Vol.3緊急企画チャリティートークイベント
◎日時:2011年3月26日(土)開場:17:30/開演:18:30-20:30
◎パネラー:遠藤一郎、海野貴彦、金理有、桑田卓郎、信長、平井友紀、横山玄太郎(予定)、MC:楠見清
◎入場無料(ドリンク1オーダーをお願いします。会場には東北関東大震災救援のための募金箱を設置します。具体的な使途に関してはその場でみなさんからのご意見を募り是非トークの議題のひとつとしたいと思います)
◎会場:M Event space & bar 東京都渋谷区恵比寿西1-33-18コート代官山B1 Tel:03-6416-1739 東急東横線代官山駅下車徒歩3分 http://www.m-event-bar.com/
◎協賛:ターナー株式会社
ツイッターアカウント: @ikiterujikkan http://.com/ikiterujikkan
Ustreamライブ中継:http://www.ustream.tv/channel/生きてる実感
電力、交通、原子力発電所の状況、不便な点が多々ございますが当日のお越しを関係者一同お待ちしております[主催者]