music

ビースティ・ボーイズとアメリカ西海岸カルト映像文化再訪

ビースティ・ボーイズ「ホット・ソース・コミッティー・パート2」がらみのカバージャケット・アートワークと映像について『クロスビート』2011年10月号に書きました。(p.172「ビースティ・ボーイズが繰り出す映像とグラフィックの戦線拡大中」、連載「アー…

反原発カルチュラル・スタディーズ

放射能標識(トレフォイル)について。まず、3つの葉はアルファ線、ベータ線、ガンマ線を意味しているのだそうだ。国際標識として色彩は黄地に黒マークと規定されている。 Sting and The Radioactive, Nuclear Waste (1995) ポリス結成以前、無名時代のステ…

アナログ盤だからできること

前から気になっていたのだが、「スリーヴ・フェイス」という新しい表現行為、創作活動のすすめ。 なぜだろう、音楽への思い入れと身のまわりの人びとに対する愛おしさが見事に合致しているのは。隠された顔が観る者の想像力をかき立てるからか。 TVコマーシ…

キムラカメラとハートフィールド

カット・コピーの『ゾノ・スコープ』のジャケについて『クロスビート』2011年6月号に書いています(p.154、連載「アートワーカホリックアノニマス」)。今月号の連載コラムページの折の刷色(1C特色)がいつになく明るすぎるオレンジ色で見づらいので、画像…

2011年のジョン・ケージ「ヴァリエーションズVII」

ジョン・ケージのライヴ・エレクトロニクス作品(1966年初演)を現代の4人の日本人アーティスト(足立智美、池田拓実、有馬純寿、毛利悠子)が再現するというイヴェントが1月29-30日アサヒ・アートスクエアで行われた。ジョン・ケージが何者かについてはここ…

音楽記録媒体6種そろい踏みでリリース

倉木麻衣デビュー10周年アルバム 世界初6媒体で一挙発売へ[今日の中日スポーツ]コンテンツの内容にはとくに触れないにしても、このリリース形態にはものすごくキョーミがある。まあ、そういう反応を狙った販促戦略なわけだけど、ここはあえてそのネタの…

破壊の世紀──ギター・スマッシュの起源

[ゲストなし]この授業は「20世紀」の「美術」を「論」じるものです。「美術」といっても広く芸術(ART)としてとらえ、純粋美術や視覚芸術以外の周辺ジャンルの表現をも含めて扱っていきます。 私たちは20世紀に生まれました。では、20世紀とはどんな時代…

スーパーマーケットのための音楽

小田島等と細野しんいちによる異色ユニットBEST MUSICの新譜が発売された。タイトルは「ミュージック・フォー・スーパーマーケット」。これがブライアン・イーノの「ミュージック・フォー・エアポート」のもじりであることがすぐにわかる人はもちろんだが、…